中村家住宅 琉球の民家

沖縄の伝統的な農家というのは、沖縄本島ではもうなかなか見られなくなっているようです。琉球村などの観光施設に行けば、移築・復元された民家は見学できますが、中村家住宅は、元の場所にあった民家がそのまま保存されているもので、国の重要文化財にも指定されています。

現存する中村家住宅が建てられたのは18世紀中ごろと伝えられています。近くにある中城同様に沖縄の石灰岩で作られた石垣で囲われています。下の写真が外から入り口を見たところ。日本家屋のような、塀に沿った門構えはありません。

中村家住宅

これが母屋(うふや)。屋根の上のシーサーはさすがに沖縄ですが、間取りなどは、どこか、日本家屋と共通する雰囲気があります。なんでも鎌倉・室町時代の日本建築の影響があるとか。

中村家住宅

下の写真がシーサーとアップ。曇り空だったので、背景が明るすぎてきれいに写りませんでした。

中村家住宅

これは母屋の入り口と、居間の部分。畳がありますね。

中村家住宅

花が生けられていました。花瓶が載せられている引き出しの付いた台は、ちょっと、韓国の李朝家具風ですね。実際のところは知りませんが。

中村家住宅

これは母屋から裏庭を眺めたところ。裏庭はすぐに斜面になって、屋敷を取り囲んでいます。

中村家住宅

これが本土の家屋との決定的な違い。豚舎(フール)です。それぞれの囲いの中に、一頭ずつ飼われていたようです。ブタの他に、ヤギ、馬、牛も飼われていました。

中村家住宅

下の面白い形をした建物は、高倉と呼ばれる穀物倉庫。屋根の逆傾斜部分はネズミ返しのためだそうです。一回部分は倉庫や作業スペースのようです。

中村家住宅

中村家の前にはお土産品の店が設けられています。ここではお茶をいただくこともできます。サーターアンダギーを買いましたがおいしくて、お土産用のつもりだったのを、移動の車の中で家族で全部食べてしまいました。