沖縄・首里城の園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)

園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)は首里城の城門を出たところ、守礼門の近くにある石の門です。通り過ぎれば何も気づかないような鄙びた門ですが、世界遺産群のひとつに指定されています。

園比屋武御嶽石門

御嶽(うたき)というのは、琉球では拝所のことを指しているようで、首里城内にも首里森御岳(すいおいうたき)という場所があります。

園比屋武御嶽は、かつて琉球王が首里城外へ出て旅をする時に、往路復路の無事を祈願した重要な場所だったそうです。

石門の裏に広がる山一帯が聖所だったようで、かつては石造りの拝殿がありました。創建は1519年頃、玉稜を造営した尚真王(在位 1477~1526年)の手によるものと伝えられています。

ただし沖縄戦で破壊され、1957年に石門の周辺が復元されています。

ここはまたまた、琉球国では最高位の神女、聞声大君(きこえおおぎみ)が即位する時にも最初に参拝する場所で、聞声大君はその後、やはり世界遺産に指定されている斎場御嶽(せーふぁーうたき)へと向かったそうです。

沖縄各地に残るうたき同様、園比屋武御嶽にも、現在でもお参りに来る人があるそうです。